うるさい!では子供のしつけにならない?しつける方法は・・・

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最近の子供って本当うるさい!という記事をちらほらみるようになりました。

私も”親”になるまでは、子供が大声で騒いでいるのは好きではなく本当にうるさいと感じていました。

そんな私が自分の子供が大声出して騒ぎ立てているのが”うるさい”と感じているので、きっと周りは迷惑しているんだろうなと思うことが多々あります。

たまにいき過ぎて怒鳴ってしまうこともあるのですが・・。

自身の子供が騒いでいるとき・・どんなしつけが有効なのでしょうか?

うるさい!では子供のしつけにならない?

しつけをすると捉えて叱る場合は、”うるさい”だけではちょっとズレると思います。

しつけとは

社会生活のなかで一般的な規範や慣習に合った行動をとれるよう訓練していくこと

なので、例えば騒いでいる場合、なぜここで騒いではダメなのかを教えていく必要があります。

とはいうものの、その場では一時的に静かになってもすぐに騒ぎ出すことが多いですよね。

この叱り方はもしかしたら、罰を与えていて結果として反省を促していない可能性もあります。

ケースバイケースではありますが、事例として子供のしつけ方法を持っておくと良いと思います。

こんな書籍を参考にしつけの方法をご紹介します。こちらの書籍はオックスフォード児童発達学博士による、エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方・叱り方という「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブルとのことで、対象年齢は3~12歳です。


子供をしつける方法は?

まず子供をしつけると言った場合、イメージとしてはしかるではないでしょうか?

そこなんですが前提として怒ると叱るは異なりますのでご注意を。

怒る・・・腹立たしい感情をストレートにぶつける

叱る・・・相手の事を考えて導くための注意

子供に言い方を変えて叱る

うるさい!静かにしろ!

ではなく、

”遊びたかったんだね。でもここは○○だから、大声を出したらみんながびっくりしちゃう。だから一緒に静かにしようね”

など子供に理解させるような言い方に変えて伝えます。

変換する言い方としては”~はダメ”を”~してね・~しようね”のように言ってあげると子供の頭に入っていきやすいそうです。

ついつい言ってしまう”だめ!”とか”違う”という言葉を使ってしまうと思いますがやはり必ず”理由”を添えてあげることが大切だそうです。

否定的な言葉を聞き続けると子供自身もストレスが溜まってしまうようです。

こういった言い方は6歳くらいになると一回では無理でも繰り返し伝えるとわかってくれるようになってきます。

なのでまずは子供が何か行動した場合は子供の気持ちを汲んであげてから、つまり認めてあげてから理由を添えてあげると良いそうです。

叱るときの注意点

叱るときの注意点として、子供をたたいてはダメ、人格否定はダメ・・・わかってはいるけど。

一昔前であれば体罰を含めた叱り方が伝統的な子育て方法であったようですね。

私も小さい頃は親にも先生にもよくぴっぱたかれました。

今は研究も進み、これらの物理的な罰や精神的な罰による弊害として、子供が攻撃的になったり、暴力を使った問題解決方法を正当化してしまったり、あるいは親子関係にヒビが入ってしまったり、バツを与えても反省を促すことにはならない。

といったことにも繋がってしまうといいます。

ではどのように叱ったら良いのでしょうか。

本書に書かれている叱り方4箇条は次の通り。

・ダメ!違う!をできるだけ使わない

・結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

・好ましくない行動の理由を説明する

・親の気持ちを正直に伝える

ダメ!違う!をできるだけ使わない

ダメ!違う!

と口走る前にまずは子供が何をしたかったのか、あるいは言いたかったのかを理解し、つまり子供を肯定(認めてあげて)してからどうしたら良いのか誘導してあげるのが良いそうです。

結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

テストで悪い点をとってしまったケースで、

”こんな点数しかとれなかったの?ゲームやりすぎよ!”

のように批難せず、

”あまり良い点数とれなかったんだね、次はどうしたらもっと学べるのか考えてみようか”

のように伝えるそうです。

好ましくない行動の理由を説明する

子供のとった行動が他の人にどういった影響を与えるのかモラルに焦点をおきながら説明していくことで、子供の理解を得る。

あるあるですが、子供をスーパーなんかに連れて行くと、速攻で走り出すようなケースですね。

この時は

”走ると他の人にぶつかってしまって、自分だけじゃなくて他のお友達にもけがをさせてしまうからね。だから走らないで一緒に食材をかごに入れるのを手伝ってくれる?”

こんな感じで諭すのが良いそうです。

本書では、少し子供の考えを別の事に逸らす。こんな感じの書き方が多いように思います。

こちらも参考にしてほしいのですが、もし怒鳴ってしまいそうになった場合は子供に代わりの行動を教えてあげるのも手段の一つです。

こどもは”~しないで”というよりも”~してね”という言葉に変えてあげると理解しやすいのです。

親の気持ちを正直に伝える

子供を批判・否定せずに私(親)の気持ちを中心に、かつ、理由を伝えながらコミュニケーションをとる。

例えば、小学校に登校前、なかなか着替えをしてくれないケースでは”朝、時間通りにお家を出てくれたら私は安心するんだけどな。登校班に遅れるとこの暑い中みんなが待つことになってしまうから、次からは一緒に時間通り出れるようにがんばってみようよ”

こういった伝え方は子供が相手の感情を思いやるきっかけになるそうです。

子供を厳しく叱ること

本書では厳しく叱ることを否定はしていません。

マナーを教えるであったり、子供の身の安全(飛び出しなど)や、まわりの安全に関するときにはしっかり注意をする必要があると書かれています。

子供を尊重することと、好き放題にやらせることや叱らない事というのは違います。

子育てを放置するタイプ(本書では消極・受け身タイプと記載されている)において、子供の共感力が低下し結果的に反社会的行動へつながる可能性があると指摘されています。

もし叱るを通り越して怒りへ変わりそうだと思ったら深呼吸!

怒りをコントロールする方法はこちらを参考にしてみてください。

子供に”できたら褒める”

失敗を叱るのではなく、できたら褒める。

子供は褒められると気分が良くなりますよね。

褒められるとやる気も変わってきます。

成功体験を積ませることでもしかしたらもっと協力的になってくれるかも。

ただし”~できたら褒めてあげるよ”のような条件を前提にするのは、愛情を餌にコントロールするようになってしまうためできるだけ避けた方がよいそうです。

いわゆる飴と鞭ってやつですね。

また結果よりも”したこと(行動)”を具体的に褒めてあげると伸びやすいんですって。重要なのはプロセスを褒めることです。

我が家の下の子は褒めて褒めまくると、誇らし気にしており自ら進んで実行してくれるようになりました。(単純・・・笑)

まとめ

子供のしつけには叱りすぎてしまったり、感情的になってしまうこともあると思います。

完璧な人間はいないと思いますし親も子供と共に成長する必要があります。

子供が騒いでいるケースでは、好ましくない理由の説明と親の気持ちを伝えるという複合技が有効に思います。

是非参考にしてみてください。

ちなみに本当に私は失敗だらけで、子供からしたら口うるさい親かもしれませんが、やはりしっかりしつけていきたいと考えています。

そのためには少しでも知識をつけていけたらなと思います。

子供の教育も大人の教育も繰り返し、繰り返しですね。

頑張りましょう(。-`ω-)