【日本市場速報】石破首相の突然の辞任表明で揺れる株式相場と円相場の行方

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石破辞任が与える日本市場へのインパクトとは

2025年9月7日、石破茂首相(自民党総裁)は記者会見で辞任の意向を表明しました。就任からわずか1年足らずでの退陣は、日本市場にとっても大きな転機となります。石破首相は「米国との関税交渉に一区切りがついた」と説明し、自民党総裁選には出馬しないことを明言しました。

市場関係者の間では、石破辞任による政治的空白が円相場や株式市場に波乱を呼ぶとの見方が広がっています。特に週明けのアジア市場では、円が対ドルで下押しされる可能性が高いとされています。

日本市場の反応:為替と債券の動き

週の最後の動きから。

ドル円 日足

石破辞任を受け、投資家は次期首相の政策スタンスを注視しています。後任が積極的な財政支出に動けば、長期国債には売り圧力がかかり利回り上昇要因となる一方、日銀の利上げ判断が先送りされるとの観測も浮上。これにより、短期金利には支援材料となる可能性もあります。

トピックス100 日足

株式市場では、円安が進行することで輸出関連株に追い風が吹く一方、政治不透明感から投資家心理が冷え込み、相場の方向感を欠く展開も想定されます。T&Dアセットマネジメントの浪岡宏氏は「総裁選が長期化すれば、市場はむしろ動きづらくなる」と指摘しています。

石破の辞任は織り込んでいるとは思いますが、月曜日の市場は荒れるかもしれませんね。

総裁選の行方と市場の注目点

自民党は近日中に新総裁を選出し、国会で首相指名選挙に臨む予定です。後任候補として名前が挙がっているのは、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農相、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保相ら。特に小泉氏は石破首相に直接退陣を促したとされ、有力視されています。

市場は「誰が次期首相となるか」に加え、その人物がどのような経済政策を掲げるのかに敏感に反応するでしょう。物価高対策、日米関税交渉、野党との連立協議などが今後の争点となり、日本市場の先行きを左右する材料となります。

投資家への視点:石破辞任後の戦略

石破辞任は予想されていた側面もありますが、政治の不安定化が一段と意識される局面です。為替市場では円安方向の圧力が強まる可能性があり、輸出株を中心としたセクターに注目する投資家も増えそうです。一方、内需株は政治の混迷によって不透明感が増し、買い控えが続く可能性もあります。

経団連の筒井義信会長は「新首相には党内の結束を図り、安定した政治運営を通じて政策をスピーディーに遂行してほしい」とコメント。市場はこの言葉どおり、安定感と迅速な政策対応を何より重視しています。

しかし次期首相・・・慎重に選んでほしいです!!

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