仕事でミスをした・・・。
失敗が頭から離れなくて何も手につかなくて困っている。
どうしたら気持ちを切り替えることができるのでしょうか?
私は中間管理職という立ち位置でお仕事していますが、こういった悩みを持つ方は多数います。
という私も仕事のミスや失敗なんて日常茶飯事ですから、当然の如く一時期とても悩んだことがありました。
そういうタイミングってなぜか負の連鎖が始まりミスがミスを呼ぶんですよね(;^ω^)
こんな時に私は少し視点を変えてみて失敗の捉え方を変えるような思考を持つことにしました。この考え方を持つだけで比較的立ち直りが早かったり逆にプラスに作用したりすることもあります。
そんな”考え方”について共有してみようと思います。
仕事のミスで気持ちが切り替えれない【そんなあなたに伝えたい考え方】
仕事でミスをした部下から相談を受けるたび、どう答えたらいいんだろう。
なんて色々考えていた時期がありました。
”気にしなくていいですよ”と言っても気にする方はいますし、逆にその言葉だけで切り替える人もいます。
結局のところ、ミスした自分自身が納得できるかできないかなんですよね。
私はこのようなケースにどう対処したら良いか色々本を読んでみました。その中で一番しっくりきた方法(考え方)があり実践している事があります。
それは次の通りです。
・人はできないことをなぜ責めるのか知っておく
・ミスという事象を視点を変えて捉えてみる
人はできないことを責める
少し心理学的な考えになりますが、どうやら人って自分のできないところを責める傾向があるそうです。
仕事のミスもそうですが、例えばこんな簡単な仕事でミスをしてしまった・・・このままじゃダメだよ俺は。とか、私はこんなこともできないダメな人間なんだ・・・。
と言った具合にですね。
ダメ出しする方が多いんですよね。もちろん私もこの分類です。
でもちょっと待って下さい。まず自身の1日を振り返ってみてください。
出来ないことと出来たことを仕分けしてみると、どっちが多いですかね?
仕事の内容にもよりますが、1日の90%くらいがミスが続いているとかであったら、おそらくその仕事はあたなには向いていないので転職した方が良いでしょう。
一方でミスして凹んでる人って一日の出来た事と出来なかった事、どれくらいの割合でしょうか?遅刻せずに出社出来たところから考えてみますか。
朝しっかり起きることができた(出来た)、遅刻はしなかった(出来た)、挨拶が出来た(出来た)、メール確認が出来た(出来た)、顧客への返信を返すの忘れた(出来なかった)、返信が遅くなったことを謝罪した(出来た)・・・・
90%くらいはできたことではないでしょうか?
どうやら人は95%のできていることをスルーして、残り5%のできないことに注目しがちだそうです。
このわずかなミスを責め続けると、負の連鎖が始まっていきます。
こんな状態をどのように切り替えたらよいのか。
仕事のミスについて気持ちを切り替えるには
気持ちの切り替え方ですが・・・
仕事の”ミス(失敗)”を”経験”と置き換えてみる
こんな考え方を持ってみてはどうでしょうか。
どういうことか。
物事の事象にはいろいろな側面というか、多角的にみることができます。
ミスはミスですし失敗は失敗という事実ですが、それって見方を変えると良い経験であったという事実にもなりませんか?いつもは勝ち戦をしているけどもこんな負け方があったのか・・・こんな失敗のパターンがあったのか。これは自分だけが知っている良い経験をした。
なんていう置き換えですね。
失敗したという事実に注目して凹んでいる時間を良い経験であったと置き換え注目する時間を増やした方が精神的にも良いですよね。心理学的にはリフレーミングと呼ばれるそうです。
もちろん、落ち込んでいる自分というものも受け入れ認めてあげましょう。
すぐには切り替えるのは難しいですから。
当然失敗も認めましょう。
そのうえで次につながる良い経験をした。
こう置き換えてみてはいかがでしょう?
気持ちが少し楽になりませんかね?
このリフレーミングが上手な人は脳にも良いらしくパフォーマンスも上がると言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
起こってしまった事象を変えることはできないので、できるだけ自身に負担が少なくなる考え方をすると人生が豊かになるかもしれません。
リフレーミングについて学ぶとしたら次の本がおすすめです。
上記の本が少し専門的なのでもう少し軽めに学んでみたい方はこちらもおススメ。アドラー心理学という有名どころの本ですね。