ブラック企業の見分け方!アットホームという文言で釣る不動産業

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求人にアットホームな職場環境です!って記載されていました。

これってどういう職場をイメージをしますか?

意味を調べてみると自分の家にいるようにくつろげるような環境であったり家庭的・・。

そうですよね。なんか暖かいイメージがしませんか?

いやいやブラック企業はこの文言を餌にあなたが釣れないか待っているかもしれませんよ。

私は見事に釣られました(。-`ω-)

こんな環境だったら要注意。

今回は”アットホーム”という文言に釣られ家族経営のブラック企業に入社した体験談を記載していきます。

もし私と同じような環境であったら転職も視野にいれてみてはいかがでしょうか?

ブラック企業の見分け方!アットホームという文言で釣る不動産業

【経験から導き出した結論】

アットホームな会社 → 家族経営の居心地が悪い会社である可能性が高い

すぐに従業員が逃げる(辞める)という事前情報あり → ブラック企業の可能性や何か問題を抱えている会社である可能性が高い

定時を過ぎても誰も帰ると言い出さない → 帰りにくい社風はブラック臭がすごい

残業時間が長い → 現在の過労死ラインは80時間/月 これを超えたらまずブラック

残業代がでない → 明らかなブラック企業

時給計算してみると恐ろしく安い → 兎にも角にも安く人を使いたいというブラック企業の特徴

一攫千金を夢見て、不動産業の営業をやってみたいと思い仕事を探し始めました。私は同業者を2社渡り歩きましたが1社は残業代が発生しない。もう1社はパワハラ会社という相変わらずの引きの強さ。

正直どっちもどっちだった気がします。

まずは残業代皆無のアットホームな職場である不動産会社に入社した事例です。

家族経営

こちらの会社はいわゆる家族経営となっており、社長と奥さん(専務って言ってたかな?)、営業1名、事務員1名の会社に入社しました。

一般的に人事異動などが発生する時期である1~3月は不動産業では繁忙期となっており、その繁忙期で会社の売り上げが決まると言ってもいいくらい忙しい時期だそうです。私はちょうどその前の夏入社でした。

もう一人の営業さんが私の教育相手だったのですが、”この会社、あまり続かないんだよね。よく逃げちゃうから教えるのも大変なの。お兄さん大丈夫?”なんてプレッシャーをかけてきます。

私は女性の方に教わるのは初めてだったので悪い気はしませんでしたが・・・。笑

社風

職務内容は一般的な営業なので特に問題は無いと思いましたが、就業条件は9:30~18:30の水曜日休み(週休1日)で固定給20万円+出来高払い(3ヶ月間は見習い)という内容でした。私にとっては初めての営業職となります。

基本的にお客さんがいるとき、営業中であれば会社にいても仕事なので何も文句ないのですが、まず雰囲気です。

初日から18:30定時を過ぎてもだれも帰ると言い出す方はいません。

あ、こういう雰囲気かと悟ったのは言うまでもありません。

社長はこの不動産業が新規事業だったようで、兎にも角にも夜遅くまで一人でもくもくとPCと向かい合っている方です。当然、奥さんもそれにつられるように一緒に寄り添っているわけです。

さて残された営業の先輩と事務、私の3名は誰かが帰るといいだすのか我慢比べが始まるわけです。といってもまとめる資料や準備などで18:30をはみ出ることは当たり前で、ルーチンで21:00~22:00頃に退社するような流れでした。

アットホームとは

この”アットホーム”というのが厄介”で、

意味的には自分の家のような・・・とか

くつろげる環境のような感じだと思うのが一般的だと思いますが・・・

正直社長の自宅にいるような感覚で冗談発言も軽々しく言えない(気分的に)ですし、夫婦喧嘩が普通に始まりますし、社長は帰らないですし、先輩営業は社長と奥さんになついているし、事務はマイペースです。

良い意味で確かにアットホームですが悪い意味では社長に無理やり雀荘に連れてかれて麻雀を見守っている状態です。社長跳満です!おめでとうございます!みたいな環境。

話を戻しますが、週1休みで21:00~22:00頃の退社なので、ざっと見積もって1日3時間×26日=78時間は残業しているわけです。この人様の家にあがりこんで気まずい中78時間も在中するのですから、気が滅入るのは言うまでもありません。

強靭な精神力が必要です。

残業代が

で、初めての給料日です。

20万円ジャストです。(交通費なし)

まぁ、3ヶ月は見習いって書いてありましたので・・・残業代なんてでないのでしょうかね?

(当時の私は一貫性を通そうとして都合の良い解釈を始めてましたが正当化しちゃだめですよ?笑)

週1で休憩を除いて26日勤務すると、208時間ですね。それに残業時間の78時間をプラスすると286時間となります。200,000円/286時間=699円/時間ですね。

翌月も同様で20万円ジャストです。

残業代って発生しないのですか?と社長に聞いてみました。

営業職に残業代とかないから。嫌なら辞めてもらっても構わない。

こんな感じで言われるとは思いませんでした・・・(; ・`д・´)

正直80時間の残業って中々しんどいですし、なんか割に合わないなと思い辞めました。仕事は面白かったので心残りと勢いで辞めてしまった情けない感がありますが。ただ、この先ずっとこの会社にいたら間違いなく過労死に王手をかけていたかもしれないです。

それを考えると良い選択をしたのかもしれません。

ちなみに数カ月後この会社のHPをなんとなく眺めてみると、事務員さん以外残っていなかったという・・・。(不動産会社ではスタッフ紹介欄があったりするのでそこの情報から)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アットホームな会社の場合、逆に近すぎて過酷な環境になっている場合があります。

特に家族経営で夫婦喧嘩なんて始まったタイミングは最悪です。

言ってしまえば、環境が悪いからアットホームという言葉で状況を打ち消していたのかもしれませんね。

今回のケースでは百歩譲ってアットホームな環境に我慢できたとしても残業代に関して知らないふりされてしまっては困ります。(みなし残業とかではないです)なぜなら圧倒的に賃金が下がるから。

もし似たような環境なら、早めに次を探し始めることをおすすめします。

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