冬も近付き、ふと庭のシマトネリコさんをみてみると・・・。
「えっ?枯れた?」
と、二度見した方いるかと思います。
シマトネリコは比較的、強いし育てやすいと認識していますが、なぜ枯れるのでしょうか。
いくつか理由をまとめてみました。
シマトネリコが枯れる理由とは
シマトネリコは育てやすい常緑樹と言われますが、冬には落葉や葉が黄色〜赤色になることは珍しくないです。
季節的なものに関しては春になれば元に戻ることが多いです。
その他で枯れる理由として次のようにいくつかあげてみます。
①害虫
②植えてまもない
③植えた場所によるもの
④直近で台風がきている
⑤病気
今回はこの害虫部分に関して主に書いていこうと思います。
害虫によるもの
害虫による被害、これ本当に嫌です。
我が家のシマトネリコもやられました。
こんな感じです。
葉と枝のあいだに蜘蛛の糸のようなものや黒い物が確認できます。
また根のところにこんな感じで黒い物が落ちています。見難いですか?
こうすると見やすいかも。
調べてみると、葉についている糸やこの黒い物から”ハマキムシ”である可能性が高いことがわかりました。黒いものはハマキムシの糞だそうです。
といっても、どこを探してもその幼虫らしきものがみつからない・・・。
そこで枯れている葉周りを中心に剪定も兼ねてバッサバッサ切り落としてみました。
結構、やられてますね。
で剪定をしているとついに発見しました!!犯人です!
こいつが糸をだしてぶら下がってるんですよ。
これでハマキムシによる被害であることが確定しました。
さてこいつらを駆除するべく使う農薬はこちら。
このオルトランは薬効成分を根から吸収して葉などにもたせます。
で、葉っぱを食べた虫を駆除する方法です。
いろいろ調べてみるとこのオルトランを葉に・・・
あれ?容量が記載されてないなぁ・・・
ちょっとまった。
粒剤買っちゃった!!
本当は水和物をまきたかったのですが、情報を探してみても粒剤をどの程度まくべきなのかひろえなかったので一旦保留。
殺虫効果は一緒と思いますし水に溶かすか顆粒であるかの差だとは思いますが・・・殺虫効果のタイミングも異なると思いますのでちょっとあるものを使っていきましょう。
オルトラン粒剤は
ちなみにオルトラン粒剤ですが、開けるとこんな感じで白っぽい粒になっています。
えっと、開放して間もなく農薬っぽい臭いがすごいですこれ。
でも買っちゃったので根元にパラパラとまいておきます。
安定のスミチオンで駆除
しかたなく直接駆除する方向にしました。
ハマキムシには1,000倍に希釈して散布するとのこと。
(スミチオン乳剤:リンク)
散布機とか持っていないので代用としてはこれを使用してます。
基本的には巻いている葉っぱを狙って散布しておきます。
目に入らないよう気をつけましょう。
また風向きも気をつけないとスミチオンも相当な異臭ですので・・・。
こんな感じで散布していきます。
バッサリと剪定してしまったので、そんなに葉が残っていないからこれで対応できましたが、葉っぱが多い場合はやはり散布機あると便利ですね。
近くの知人宅が農家なので散布機を借りにいこうと思いましたが、めんどくさかったのであるもので済ませてしまいました。
散布機は電動が便利ですがシュコシュコ圧を加えるのが苦でなければこちらでも十分です。↓
さて、これでしばらく様子見していきます。
枯れた葉(食べられた葉っぱ)はもう戻らないので枯れ落ちるのを待ちます。
植えて間もない場合
害虫以外に枯れる理由について戻ります。
植え付けは春先が良いそうです。根付くまでは土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりをします。
我が家のシマトネリコはこの間、葉が黄色くなり弱々しくなったのち落葉しました。
まめに水やりをして数週間様子を見ていたところ復活しました。
シマトネリコが小さかったこともあり、うまく水を吸収できなかったのかもしれませんし、元々育った場所から移動させてきたことでストレスがあったのでしょうか。
害虫など外部的な影響の可能性が低い場合、少し様子見してみると良いかもしれません。
植えた場所によるもの
日照時間の長い夏場などは、葉先の色が抜け薄くなってきたり縮んだり、茶色くボロボロになったりする場合があります。こちらは葉焼けと呼ばれる可能性があります。
鉢植えの場合、明るい半日蔭へ移動させると良いです。
焼けてしまったものはカットするしかないです。
庭の木においてはどうしようもないので、朝夕にたっぷりと根に水をあげましょう。
直近で台風がきている
台風が通過したのちに枯れるのは塩害です。
葉っぱに付着した塩分によって枯れてしまいます。
事前に雨風を防ぐ対策ができれば良いです。
大半は難しいと思いますので、台風が去った後によく葉っぱと枝を洗いながずのが良いそうです。
いくらかマシになりますが、葉っぱはすぐに枯れてしまいます。
病気
特徴としては葉の変形・変色があるそうです。
葉の色が黒色に変色するとすす病や炭そ病の可能性があります。カビや菌によるものと言われています。
まとめ
いかがでしたか。
害虫にかわいいシマトネリコの葉っぱを喰われるのは嫌です!
なんとしても阻止したいところ。
スミチオンの効果については後日追記します。
関連として↓こいつの効果は実証済みですが( ^∀^)
害虫にスミチオンを使ってから(追記)
後日、ハマキムシを駆除できたか確認のため観察してると・・・
いましたいました。
ハマキムシですね。
他にもこんな感じで根元に落下しています。
結構な感じで葉っぱを食われていましたので、とてもたくさんいるのかなと思っていたのですが、あまり見つかりませんね。
あとは葉っぱの虫くわれが進行しなければ良いのですが。
とはいえ、スミチオン最強ですかこれは。
ちょっと春先まで様子を見てみようと思います。
それでは( ^∀^)