【子育ての豆知識】その夜泣きは放置で改善するかも!(行動科学的なアプローチ方法)

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子供の夜泣きって大変ですよね。

我が家も上の子が3歳、下の子が1歳の時は交互に夜泣きが始まり大変だったのを覚えています。

5歳以下の子供で私たち親の不適切な条件やしつけの結果として寝渋りや夜泣きに発展している場合、行動性不眠症と呼ばれるそうです。

今回は夜泣きに関する論文からこの行動性不眠症にたいする科学的根拠に基づいたアプローチが有効であるとのことで、対策方法をご紹介。

もしかしたらその夜泣きが放置することで改善するかもしれません。

こういった行動をとっている方に効果的

✔ 就寝、起床時間が不定期

✔ 夜泣きが始まるとすぐに授乳、オムツ交換、抱き上げなどの世話をしている

その夜泣きは放置で改善するかも【行動科学的なアプローチ方法】

5歳以下の子供における夜泣きや寝渋りのような睡眠問題は、日本では20~40%の子供にみられるそうです。

冒頭に記載した通り、行動性不眠症である場合は結論として次の方法が最も効果の高い対策方法とされています。

行動性不眠症である夜泣きに効果的な方法

・無修正の消去法

・睡眠の予防的親教育

この次に

・段階的消去法

それぞれ方法をみていきましょう。

無修正の消去法

病気や怪我の場合を除き、夜寝かし始めてから翌朝の決めた起床時間まで、夜泣きやかんしゃく、親を呼んでも無視(スルー)する。つまり放置するということです。

(泣いた場合、一度だけ安全確認OK)

一時的に悪化するケースもあるそうですが効果が早い方法だそうです。

実際に親の心理抵抗があって厳しいかもしれませんが。

これは私個人のイメージだと欧米がこんな感じ?(違ったらごめんなさい)

段階的消去法

上記無修正の消去法は中々気持ちの面で厳しいかもしれませんね。

その場合、効果は少し落ちるそうですが段階的消去法が良いかも。

こちらの方法は事前に子供の夜泣きが始まったら○○分まで待とう!と決めておき、夜泣きが始まったらその時間待ってみて、それでも子供が落ち着かない場合は様子を見にいく。

抱き上げたりせずに安全が確認できればその場を1~2分で去ること。この設定時間は徐々に長くしていくようにします。

論文の中で初期設定時間は参考として5~15分程度とされています。

睡眠の予防的親教育

この教育は子供が早期から望ましい睡眠習慣を身に着けることを目的として養育者に教える方法です。

知っておくべき内容は次の通り。

①就寝時と夜間覚醒時の対応方法

②睡眠から起床スケジュールの一貫

③就寝までルーチン設定

就寝時と夜間覚醒時の対応方法

まず夜泣きが始まった際、次の内容に気を付けましょう。

すぐに子供に触らないようにする

すぐに授乳やオムツ確認をしない

すぐに抱き上げあやすことをしない

これだけでざっと10~30%の改善がみられたそうです。

夜泣き≠子供が起きている ではありませんので、逆にこういった対応によって変な時間に覚醒してしまう可能性も・・。

睡眠から起床スケジュールの一貫

・同じ場所に寝かせるようにする

・規則正しい就寝時間と起床時間を設定する

これで約20%の改善がみられたそうです。

ちなみに別の論文では夜間の睡眠時間が10時間前後の子供に夜泣きが少ない傾向があったとされていました。

10時間より長くても少なくても逆に夜泣きが多い結果となったことから、時間設定も大切であると言えます。

就寝までルーチン設定

これは言葉のままですが、

例)入浴→歯磨き→服の着替え→就寝

これらの手順を同じ時刻に同じ時間で実施し、寝るまでの決まり事とする

就寝、起床スケジュールに合わせて逆算してみると良いです。

また寝る前のルーチンとして本読みも良いですね。

スマホであればこちらのアプリがおすすめ

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まとめ

5歳以下の子供で私たち親の不適切な条件やしつけの結果として寝渋りや夜泣きに発展している場合、行動性不眠症と呼ばれる。

行動性不眠症である場合の改善として、無修正の消去法及び睡眠の予防的親教育が効果的である。

対策方法として集合住宅などに住んでいる場合はちょっと難しいかもしれません。

そういった場合、最近では夜泣き対策アイテムなんかも口コミで広がっていますのでこちらの記事も参考にしてみてください。

参考文書:(久留米大学心理研究より)

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