すべての悩みは対人関係だ!!
と、何かの本に書いてありました。
例外なくこれは対子供にも当てはまることで・・・。
「妹ちゃん、こらこら ここは遊ぶところじゃないからね」
「ちょっとまって、お姉ちゃんそっち行ったら危ないからね」
「パパー、壊した~」「パパー、こぼした~」
「こら!!!娘達!!!(;゚Д゚)」
なんていうのはルーチンで。
こんな沸点の低い私でも勉強してみたら少し沸点が高くなった。つまりある程度怒りをコントロールできるようになってきたという方法をご紹介です。
【子育て】怒りをコントロールする為の方法
怒りのコントロールということで、いわゆるアンガーマネジメント(怒りの管理)について触れていきます。参考にした本はこちら↓
著者:篠真希さん
タイトル:子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本
最近の企業でも、アンガーマネジメントについては教育を受けることが多いようです。もちろん私も受けていますが、方法を知っているとふとしたときに思い出し怒りの沸点を高くすることができるのでおススメ。
深く内容を理解しなくても使える方法もありますので、このブログの中で”あ、これなら使えるかも”なんてものを拾ってみるだけで効果ありかもしれません。
深呼吸をする
イラっとしたら深呼吸をする。
深呼吸は大声を出すのと同じ効果があるそうです。
人には心に溜まった感情などを外に出すことでガス抜きをしたいという衝動があり、大声を出すと溜まった感情を吐き出す為にイライラが解消されたようになります。
イライラのピークで「ゴルァ!!!(;゚Д゚)」っとやったときですね。
またストレスはカラオケで発散!なんてよく聞きますが、まさにこれ。
アメリカの心理療法で小瓶を携帯し、イラっとしたタイミングで小瓶の中に叫び、叫び終わったら蓋を閉めて心をすっきりさせるという方法なんかもあり、感情を吐き出すという点に関して着目されているようです。
というように、深呼吸にはこれら怒鳴った時と同様の効果が見込めるようです。
しかし実際に怒鳴ることに関しては癖になりやすく怒りやすくなるなどデメリットもあるとのことで注意が必要ですね。
子供に対する”ちゃんとしてほしい”の期待値を下げる
~すべき。 ~はできて当たり前。
なんていう理想であったり期待している願望があると思いますが、これに対するギャップが発生するとイラっとしてしまうものです。
期待値を下げるというのは、いくら子供でも2~3回言えばわかるっしょ!という考えの前提を変えてみて子供には100回言わないとわからないものである。と、たった数回でわかるわけがないという考えを持ってみるのが良いです。
私もよくありますが、何回も言ってるからもうコップで水飲んでてもこぼさないだろう。という期待に対し、すぐにこぼす。
またやった!(イラっ)となります。
なので100回言わんとわからん。30回でできるようになったらめっちゃ習得早いやん!となるように思えるかも。
ちなみに本書では子供に何かをできるように努力することは悪くないのですが、今すぐにできるようにさせて自分が安心したいという考えは単なる親のエゴではないか?というようにも記載されており、子供は子供のペースで頑張って学習しているんだよって、成長には個人差があるんだよって言ってます。
急かさなくてもしっかり見守ってあげましょう。いつか必ずできます!
コーピングマントラ
こちらの方法はあらかじめ自分の気持ちを鎮める言葉を用意しておき、イラっとしたタイミングでその言葉を発動するという方法です。
例えば、”大丈夫だよ”という言葉を用意しておき、イラっとしたタイミングでその言葉を自分にかけてあげます。
本書では”ありがとう”という言葉をおすすめしています。
怒りを感じたタイミングでありがとうという言葉を自身に投げかけることで感謝の気持ちを再確認すると次にでる言葉が変わってくるとのこと。
ちなみに私はWHAT法が思いつき・・・、”何が起きた?それは何?”という言葉をかけます。(なんか少し恥ずかしい)
イラっとしたタイミングで、
何が起きた?
何にイラっとしているのか?
それは何か?
何が心にひっかっかったのか?
のように、分析を始めます。
この間に少し時間が経ってその場をスルーできることがありますので、参考までに。
タイムアウト
衝動的な怒りでその場にいると爆発しちゃいそう・・・・
じゃあその場から離れましょう。
というのがこの方法です。
特に手がでそうなケースや、相手に言わなくても良い発言をしてしまいそうな時には”5分時間をくれる?”などと言ってその場から離れるのも有効。
ただし子供が相手の場合には、親がどこかに行ってしまうというパニックを起こしかねないので、必ず再開がある前提で行うべきとしています。
6秒ルール
衝動的な怒りを感じたら6秒まってみる。
これは聞いたことあるテクニックだと思うのですが、怒りのピークは6秒だと言われています。
この衝動的な怒りはアドレナリンによるもので6秒間やり過ごせれば落ち着いてくるということです。深呼吸やタイムアウトなどと併用すると良いかもしれません。
私はその場から離れるタイムアウトを仕事では良く使っており、冷静になれるのでおすすめ。
ただ子育て現場ですと目を離せないケースもありますから、深呼吸に落ち着くかそのまま怒鳴るかの二択になることも・・・笑
怒りを知る
怒りは人が持つ感情の中でももっとも扱いが難しくトラブルの原因ともなる感情です。
怒りによって親子関係が悪化したり、自分に嫌気がさしたりするケースがあるかもしれませんが、抑えつけるのではなく上手に付き合っていくと捉えるのが良いと書かれています。
(冒頭のすべての悩みは対人関係だ!と言っている心理学でも心の健康としてネガティブな感情を押し殺さず自分を認めてあげることが大切だとされています。カウンセリングの世界では自己一致と呼ばれるそうです。)
怒りは第二感情と呼ばれており、第一感情である不安や悲しい、辛い、苦しいなどのネガティブ感情から発展していくそうです。
したがって、自身が怒りを感じる背景には、さまざまな自分の第一感情が存在していると考えられるそうです。
特に疲れについては、最も怒りを引き起こしやすいとされているそうで、まずは体調管理も含めた第一感情の原因を掘り下げてみるのも良いとされています。
怒りは願いの裏返し
子供はまだ上手く自分の精神状態をコントロールできないもの。
お腹が空いたのか、疲れたのか、あるいは大好きなママやパパにかまってもらえず寂しいのか。
子供の怒りの背景には単純なわがままだと決めつけずに、満たされない感情があるのかもしれません。怒っている子供の抱えている不安や不満、欲求を理解しできる範囲で取り除いてあげることは叱りつけるよりも効果があると書かれいます。
怒りは願いの裏返しとして、子供が怒ってでも何かを訴えている時は、状況を変えてほしいという子供からのサインなのかもしれません。という筆者の考えが響きました。
まとめ
いかがでしたか?
この本から得たものとして”子供は100回言わないとわからない”という発想。
これにはとても救われました。
怒りのコントロールは難しいですが、これらの方法を頭の片隅にでも置いておくことで10回怒っていたものが9回になるかもしれないし5回になるかもしれません。
子育て・・・とても大変ですよね。何か少しでもあなたの問題解決になりましたら幸いです。