その新型コロナウイルスの感染予防間違ってない?

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新型コロナウイルスに効果的な消毒・除菌方法は?

 2020/09/30、国内の新型コロナウイルス感染者が累計で8万人を超えたそうです。

 改めて感染予防について厚生労働省が公式に発表している内容でまとめてみます。今実施している感染予防は適切でしょうか?

1. 手や指のウイルス対策

 適切な手洗いが効果的です。流水15秒の手洗いだけでウイルスの数は1/100、石鹸やハンドソープで10秒揉み洗いし流水15秒ですすぐと1/10000まで減るそうです。 

 アルコール(エタノール 濃度70~95%)消毒も有効です。このアルコールをすりこむことによりウイルスの膜を破壊し無毒化することができるようです。 また60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性は認められるようです。 取扱いには十分注意してください。

2. モノに付着したウイルス対策

 塩素系漂白剤、いわゆる次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。テーブルやドアノブには次亜塩素酸の酸化作用などによりウイルスを破壊し無毒化できるそうです。 濃度としては0.05%になるよう薄めて使用します。市販されている家庭用漂白剤を薄めて拭きあげ、その後水拭きを実施します。

 ※目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意が必要です。また酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生し危険ですので取り扱いには十分注意しましょう。

 下記に厚生労働省がポスターにしている0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウム液の作成方法を記します。

 続いて、食器や箸等には熱水が有効です。80℃の熱水に10分さらすことでウイルスが死滅するそうです。また洗剤も有効となります。洗剤に含まれる界面活性剤がテーブル、ドアノブに一部有効であることが確認されているようです。検証から有効であると判断されている界面活性剤は次の通り。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
アルキルグリコシド(0.1%以上)
アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
NITE検証試験結果から有効と判断された界面活性剤 9種類

 そして次亜塩素酸水も有効です。こちらは次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液で、酸化作用により新型コロナウイルスを破壊し無毒化するものです。 拭き掃除には有効塩素濃度80ppm以上が有効とされており、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてからきれいな布等で拭き取って下さい。

※こちらの次亜塩素酸水も目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意が必要です。基本的には不安定な物質のようで早めに使い切ると良いとされています。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水について

 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は名前が似ていますが、異なる物質です。次亜塩素酸ナトリウムはNaClOと化学式で表記され、水溶液はアルカリ性を示します。 一方、次亜塩素酸水は10~80ppmの有効塩素濃度を持つ酸性電解水に名付けられた名称となり、酸性の溶液とされていますが、次亜塩素酸水の規格や基準は明確になっていないところがあるそうです。

3. 空気中のウイルス対策

 新型コロナウイルス等の微粒子を室外に排出するためには、こまめな換気が必要です。窓を使った換気方法として、風の流れができるよう2方向の窓を1時間に2回以上、数分間全開にします。

※人がいる環境下で消毒・除菌効果を謳う商品を空間噴霧することは眼や皮膚、吸引によるリスクから推奨はされていないそうです。

まとめ

・手洗いにはエタノール(アルコール)が有効
・ものに付着したウイルスには次亜塩素酸ナトリウム。熱水(80℃以上)が効果的
・空気中はこまめな換気が必要

 いかがでしたでしょうか。現在、感染ペースが止まらない状況ですが、しっかりした対策をして少しでも早く新型コロナウイルスが収まってくれると良いなと思います。