うわ・・・また散らかってる。
娘よ、片付けなさい!!何て言っても全然聞いてくれない。
子供がおもちゃなどを片付けないことについて悩んでいませんか?
これってちょっと考えると、子供も会社もどちらも整理整頓に関する共通点が多いことに気付きました。
なにが会社と繋がるのかというところですが・・・私は中間管理職を担っており、部下に整理整頓(いわゆる3S~5S)を口うるさく言っています。
もちろん私自身も部下も最初はできないものです。
しかしいろいろ教育したり工夫したりしていると、いつのまにか片付くようになっているではないですか。ん?これって・・・少し切り口を変えると子供の片付けにも展開できるじゃん!!
ということで、子供がおもちゃを片付けるようになった私の方法を共有させていただきます。
※子供が片づけを理解できる年齢以上に向けた記事なので4歳以上が目安です。
子供がおもちゃを片付けられない本当の原因とは?【2つの観点からの解決策】
まず子供がおもちゃを片付けられない原因を考えてみたいと思います。
これって仕事でも一緒ですが、”片付けなさい”の意味がわかっていないかもしれません。または片付けることができる環境では無い場合があります。
片付けられない原因
・片付けの意味がわかっていない
・片付けができる環境ではない
この二つの観点からみていきます。
子供は片付けの意味がわかってない
テーマ通りですが、お子さんが片付けの意味をわかっていない場合があります。
この”片付け”という言葉って意外と社会人でも捉え方が異なることが経験上わかっています。
例えば、この書類片付けておいて・・・と部下指示を出したとします。ある人は処分するものと思いシュレッダーにかけて処理をする。ある人は机の端っこに整えて置いておく。ある人は意味がわからずそのままにしておく(再指示待ち)。
このように片付けといっても相手によっては捉え方が違ってしまう場合があります。実際私もこのように片付けをしておいてという漠然とした指示を出すことが多く、ズレを感じることがありました。
あなたはお子さんにどのような指示を出していますか?
私は会社で片付け(整理整頓)の指示を出すときは、
この書類を○○時までに、タイトルを確認しそれぞれの○○という単語からグループにわけてファイリングし、○○のグループはシュレッダーにかけて廃棄し、残ったファイルは(あらかじめ決めてある)置き場においてください。
というような感じで指示(必要に応じてメモ)を出すようにしています。
また何時までに○○をするという、期限(期日)を決めるようにすることは大切です。例えばご飯を食べる前までにとか、寝る前までになどでも良いと思います。本来は自身でいつまでに片付けるのか決めてもらうのが良いのですが、子供の場合は決めてあげましょう。
これを応用し、子供にはあらかじめおもちゃを片付ける場所を決めて置き、時間を決めてその時間になったら片付けてねというような言い回しをしています。
片付ける場所については後述しますが、これを繰り返しわかるまで(一人でできるようになるまで)一緒に片付けをしトレーニングします。
例えば、
ブロックなどのバラバラになるようなものは飛んでいっちゃうからこっちに入れようね。
お人形はみんなでここに置いておけば寂しくないよね。
宝物(おもちゃ)はこのかごに入れておかないと、おもちゃが自分たちの世界に帰っちゃうんだよ。だからここに入れようね。
こんな感じでグルーピングして片付けるものを分けてみたり、よく遊んですぐに取り出すものに関しては蓋なしの宝箱に入れるような感じです。
一緒に片付けるという行動は、会社ではいわゆるOJTと呼ばれるもので、実務をさせながら仕事を覚えてもらう方法と同じような形です。
一般的にはこのOJTで実務を教育している会社が大多数かと思います。それだけ効率化という面では認知されているということですね。
子供が片付けをできる環境ではない
次に環境についてです。
もしかしたら子供が片付けられる環境に無い場合があります。
例えば、会社で清掃用具の片付けから・・・
清掃が終わったら清掃用具って元の場所に戻す、あるいは使い捨てであれば捨てるなど特定の行動をすると思います。この場合において清掃用具の片付ける場所が決まっていない状況で、片付けなさいと指示を出したとします。
とある人は清掃用具を端に寄せておく、ある人はどこに片付けたらいいかわからなくて聞きに来る。気の利いた人は片付ける場所を決めて定位置化する。
こんな感じに分かれるかなと思います。
子供の片付けに当てはめてみましょう・・・片付ける場所が決まっていない場合、お子さんはきっとどこに何をしたら良いかわからずに混乱しますよね?
その結果、大人目線では片付いていないと感じる場所に寄せておくだけ・・・とか、どうしたらいいかわからず放置なんかが多いのではないでしょうか。
では片付けれるようにするにはどうしたら・・・?
仕事に話を戻しますが、清掃用具をきれいに片付けるコツは、どこに、なにを、どのくらい置くかを決めることです。
これはいわゆる3定という定位置、定品、定量(定数)を決めるものです。
この3定を決めることで、どこに何が何個あるかがすぐにわかり、またどこに片付けるべきかが明確になるというメリットがあります。
お子さんの片付けに戻りますと、この3定に倣っておもちゃも片付ける場所を決めてあげると良いです。ただ定数においてはある程度容量を決めておく、ほどほどで良いかと思います。
定位置、定品、定量(定数)を決める
例えば積み木はこのバッグに入れるようにする。アンパンマンの積み木でしたので、視覚的に分かりやすいようアンパンマンのバッグに片付けてもらっています。(定品)
次にお人形、ぬいぐるみ、またこれと同等サイズのおもちゃはこの蓋なしの箱に入れようね!という形でグループ分けしています。(定位置、定品、定量)
そして、大人からすると・・・ちょっと言葉悪いですがこれは”ゴミ”でしょう、と思うものでも子供からすると宝物なんだ!と言われるような場合があります。
さすがにちょっと捨て難いので我が家では新たにBOXを用意し、宝物BOXと命名しました。この宝物BOXに入るだけなら持ってて良いことにしています。ただしここから溢れる場合は何かと交換して捨てるようにしています。(定位置、定量)
おもちゃの量が多すぎる場合は
あまりにもおもちゃが多くて定量がうまくいかない場合は、次の手段も・・。
・あまり使わないおもちゃをごっそり捨てる
・おもちゃをレンタルにする
あまり使わないおもちゃをごっそり捨てる
我が家も一時期はおもちゃが溢れかえっていて・・・そしてなによりあまり使わないおもちゃが多すぎる。
子供の行動をみてて思ったのは、体感でよく使うおもちゃ1割、たまに使うおもちゃ1割、残りの8割はきっと使ってないんですよね。
半年~1年くらい使ってないと言えるおもちゃはまとめて捨ててしまうのが良いかも。我が家では定量化してしまったので、箱から溢れるものは入れ替えです。
取捨選択は子供に任せています。
このようにあらかじめ容量を決めてしまうのも一つの手段です。
おもちゃをレンタルにする
おもちゃのサブスクリプションサービスを利用するのも一つの手段です。
0歳から6歳までであれば、知恵玩具のレンタルが可能です。2か月おきに交換の有無確認があり、不要なものはお返しする。交換する場合は新しいものが届くという感じです。
気に入ったおもちゃがあればそのまま延長レンタルも可能ですし買取も可能になっています。必要なおもちゃだけが手元に残るのでおもちゃの量をコントロールすることができます。
金額としては月額3,100円~(約103円/日)で遊ぶことができます。下記リンクをご覧ください。
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まとめ
子供がおもちゃを片付けられない理由は、片付けの意味または環境にあるかもしれません。
片付けの意味という面では親が一緒に片付けをすることで、何をどうすべきか理解していくのではないでしょうか。また環境面においては3Tをご紹介しました。
定位置、定品、定量を定めることで子供でも片付けやすい環境になります。まずは定位置から、そして定品へ、最後にここには何個という定量を決めていくなど少し段階があるとなお良いかもしれません。
是非、お試ししてみてください。