人が生きていくうえで大切な感情は自己肯定感です!!!
自己肯定感って・・・なに??
自己肯定感っていうのは
自分が好き
自分が好き
自分が大好き・・・
ナルシストじゃないよ?
ということで、子供の心のコーチングという本の中で、子供に教えたい3つの力をレビューしていきます。
タイトル:子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方
著者:菅原裕子
子供に教えたい3つの力
✔ 愛すること
✔ 責任
✔ 人の役に立つ喜び
この3つを本書では教えましょうと言っています。
細かく見ていきましょう。
愛すること
子供に愛することを教え、自己肯定感を与えることが大事です。
自己受容という”自分の存在には価値がある”という土台に自己肯定感を上乗せをします。
自己肯定感では自分の存在を肯定する感覚(自分が好き)で、自分は必要とされている人間であり、周りの人も自分の存在を喜んでいる。そんな自分が好きやねん。
こんなイメージですね。
いやいやただのナルシストやん!!(;゚Д゚)
って思いましたが、どうやらナルシストと自己肯定感が高い人いうのは違うそうです。
ナルシストは自分は他よりも優れているとか自分は特別なんだとか、比較対象があるようですが、自己肯定感の高い人はそもそも比較するまでもなく、あるがままの自分が好きなんですって。
こんな自己肯定感を持っていると苦しいことがあっても強くいられる子供になります。
愛が自己肯定感を育て、これを与える(教える)ことでずっと幸せに生きていくことができるという考えです。
どうやって愛することを教えるの?
子供のコミュニケーションに応え、欲求を満たしてくれる人がいる。
この安心感が人の一生を支える愛の始まりと書かれています。
おそらくこの欲求というのは、承認欲求を指しているものと考えられます。
愛することの教え方として、
子供を無条件にかわいがること。
豊富なスキンシップをとること。
可愛い、好きだよという言葉を伝えること。
また小さな赤ちゃんでも”かわいいね!好きだよ!”と言葉を伝えることで、言葉と共に気持ちが伝わるそうです。
子育ての見返りはこの”かわいい”という気持ちの充実感です。
こういった気持ちから子供は三歳までに一生分の親孝行をしていると言われます。
しかし、中にはこの”かわいい”という感覚を感じられない方もいるそうです。
その場合の解決法は次のように書かれています。
・一日何度も子供の目を見て”かわいいね、好きだよ、大好き”と言葉で伝える
・続ける期間は伝えた言葉のように感じられるまで
これは「かわいいセラピー」と呼ばれるそうです。
責任
責任は英語でResponsiblityと書きます。
Response(反応)とAbility(能力)の二つの言葉から成り立ちます。
つまり反応する能力を意味するようです。
本書では子供に教えたい責任とは、日常において反応しなければならい事に対して自身が積極的に反応することが必要と書かれています。
子供が朝起きるのは誰の仕事?
責任を教える時は子供の仕事を取り上げないことが大切です。
例えば朝起きること。
小学生であれば自分で起きて、ご飯を食べて支度をして学校へ向かいます。
この自分で起きるという仕事を、
学校に遅れるから!
支度が遅いから!
こんな感じで親がとってしまいます。
まぁ、子供が学校に向かってくれないと私も仕事に遅刻するので(。-`ω-)
でも・・・
責任を教えるということは子供の仕事はこどもに任せるべきということです。
例えばこの仕事をとってしまっていると、子供が遅刻した時などに”親が起こさなかったのが悪い”という責任転換が始まります。
私も子供のころよくやってましたね。
最近はうちの子も、何かがみつからなかったら、パパが悪い!!!
なんて言い出すので、多分あれこれやりすぎたのかもしれません。
子供の仕事は子供の仕事として線引きしてやると責任の所在がはっきりするんですね。
これって一人暮らしをはじめると良くわかりますが、誰も起こしてくれない状況、つまり自分でどうにかしないといけない状況になって初めて責任を知るという・・。
子供も一緒で、もう朝から練習始めちゃいましょう。
朝起こさないことから始めよう
練習方法としては次のようにやってみます。
・子供に自分の事は自分でやろうねと、明日からは起こさないことに決めた!と伝える。
・目覚まし時計をセットしてあげるとか、可能なサポートをしてあげる。何が必要か子供と協議するのが良いです。
・実行に移す・・・。
・起きれたら、子供の行動をきちんと認めてあげて”自分でおきれたね!うれしい”と親の喜びを伝えましょう。
こうすることで成功と同時に”自信”と”自己肯定感”を生み出すことができるそうです。
人の役に立つ喜び
親は社会的マナー”お年寄りにせきをゆずりましょう”、”困っている人がいたら親切にしましょう”ということを子供に教えていきます。
これって人の役に立つこと、人の役に立ちたいという気持ちを持つことに繋がります。
人の役に立つ喜びこそ副作用のないやる気の種
人の役に立つ喜びを教えることができれば、マナーの内容を逐一言って聞かせる必要ななくなるそうです。
この人の役に立つというものは、副作用のない動機付けであると本書では言います。
そしてすべてのマナーの基本となります。
人の役に立つ喜びを知っている子供は見返りを求めずに行動を起こすことができるようになるそうです。
一方、褒められて動く習慣がついてしまうと、褒められるというみかえりがないと動かなくなってしまいます。
叱られたくないや、怒られたくないという罰に該当する者も同様です。
どうやって人の役に立つ喜びを教えるか?
どうやって人の役に立つ喜びを教えるか・・・ですが、
先ずは親の役に立ってもらうことから始めることが良いです。
親の用事を代わりにやってもらうのが入門編であると考えます。
どんどん手伝ってもらい、褒める代わりに
〇 ありがとう
〇 パパ助かったよ
〇 ママ嬉しいわ
という、親にどのような影響を与えたかを教えてあげることが大切です。
子供にとって親の役に立って喜ばれるということを学習することは、自己肯定感にも繋がります。
ちなみにこの方法(考え方)はアドラー心理学では有名で、人対人の対等な関係を築くためにも必要な方法であると言えます。